2010年02月07日

離島の医師は誰が守るのか?

長いことブログをお休みしました。
毎日、確認していただいている皆様ありがとうございます。
この一週間いろいろあり、ブログも止めてしまおうかと考えましたが、「更新してないね」と
何人かの方から連絡いただき、楽しみにしている方もいらっしゃることを感じて再度続けようと思いました。
 しかし、今までのようにきれい事だけではなく離島での診療における疑問に思うこと、改善すべきではないかと
感じる点も素直に書いていきたいと思います。
 このブログは多くの島民の方もご覧いただいていると伺っています。
気分を害されたり、快く思わない方、私自身も改善すべきではないかと感じる方はどうぞコメントで
ご意見いただければ幸いです。
 
 さて、先週一週間新型インフルエンザに加えてヘリ搬送もあり僕が赴任してから一番忙しい一週間となりました。
時間外診療時間は2月だけですでに30時間を超えました。

 そんななか、私自身も熱、全身の筋肉痛、頭痛に見舞われおそらくインフルエンザだろうと診断し、抗インフルエンザ薬のタミフルと解熱剤のアセトアミノフェンを片手に診療を続けました。

 二月に入り、時間外診療についてとても考えることが多くなりました。
たとえば、休日、緊急コールがかかって私が「診療所に来てください」と伝えると、「今用事があるから30分後にしてほしい」と
言われることがありました。
 ちょっと待ってください!おかしくないですか?もし、同じように僕が「今釣りしてるからあとでねー。」なんて言って緊急コールを断ることが可能でしょうか?
 また、ある人は喘息があるにもかかわらずたばこを続け、とうとう息苦しくなって受診するのですが、仕事を終わってから受診しません。

 正直、全員がそうとは言いませんが、島民の中には土日祝日、時間外の受診に何の抵抗もないヒトがいます。

僕はたとえどんなに頭が痛くて死にそうでも、診療します。僕の代わりはいないから、、、、

 ある時間外に受診した人に私は怒って聞きました。「那覇でもこんな受診の仕方しますか?」と
すると「那覇ではこんな受診の仕方はしません」と言います。

 なぜでしょうか?

 離島は高度医療、救急医療という意味で本島に比べて格差があることは否めません。
しかし、1次救急、かかりつけという意味ではとても恵まれているのではないでしょうか?
いつでも、何時でも電話一本で、待たされることもなく、自分の好きなときに医者に診てもらえる。

しかし、その陰で医者は疲労と緊張で押しつぶされそうです。

僕の代わりは誰もいないのです。

多くの離島がそうであるように多くの医者は2年から3年で去っていきます。
もしも、島民の皆さんがまるで使い捨てのように医者を考えているならそれでもいいかもしれません。
しかし、僕は琉球大学出身で自分で選んでここにやってきました。

どうか、島民の皆様、代わりの医者はいないのです。
自分の健康をきちんと見つめて、無理をしない、何かあったら早めの受診をお願いします。



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この記事へのコメント
先生の言う事は、もっともだね。大きくうなずきます。
病院って、いつでも空いてるもんじゃないし。
慢性の病気があるなら、なおさら定期受診が必要だわ!私なんか病院の都合に合わせて休みをとって、朝早くから午前中を全部使って受診してるし。
モラルだな…。ルールは、守りたいもんですね。
いつでも見てくれる安心感は、大切だけど。先生の健康あっての事だから。
私はこの前主治医に、手紙で伝えました。
『先生が健康でないと、私が困ります』
Posted by よぅ at 2010年02月07日 17:36
よぅさん、コメントありがとうございます。
よぅさんのように理解していただける方が一人でも
増えてくれるように、努力していきたいです。
よぅさんもお体に気をつけてこれからも宜しくお願い申し上げます。
Posted by ニシピーニシピー at 2010年02月07日 19:08
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